「ちい散歩」の地井武男さんが亡くなりましたが、散歩のおもしろさを広めてくれた功績は大きいですね。
それにあやかっての「じい散歩・ばあ散歩」,昨日の目的地は代官山の蔦屋書店。
ある雑誌の「くつろぐ空間のある場所」というような特集でチラッと見ただけでしたが、どうしても行きたくて、
翌日、早速出かけました。
本屋が好き、カフェが好き、となれば、お茶できる本屋さんへはもう飛んで行きたい。
駅は代官山だけれど、地図を見たら中目黒からでも歩けそうで、ちょうど来た電車も代官山へは行かない。
近くの目黒川沿いも歩いたことがあるので、すたこらサッサ、道を曲がるといよいよ坂道。
登り切ったところにあるエジプト大使館を曲がればすぐ、のはず。
さすが目黒だね、お屋敷だね、青葉台のひばり御殿はどこだろう?などとキョロキョロ・・・で旧山手通りへ。
「あっ、ここ、ここ、本がある」と見つけた蔦屋にもう興奮しまくり。
ビジュアルでなく文字だけでどれだけ伝えられるかしら?
四角い建物が3つ並んでいて、それぞれを渡り廊下が繋いでいます。
一階は全て本売り場ですが、本棚がただ並んでいるのでなく、一つひとつお部屋のようになっていて、
入口は少し低くなっています。
何だか迷路に入り込んでしまったような感じ。
建物の回りはガラス張りで、ゆったりした敷地の中の緑がよく見え、インテリアの茶色とマッチしてます。
二階は、一つは映画のDVD、一つはCD、そこにある数は半端じゃあないです。
そして真ん中の建物はホテル以上のムーディーなラウンジ。
ここでは食べることができます。
CDを視聴できるところは、建物の回り、グルッとガラスに沿っていくつも席があります。
なんとシニア向けの休憩コーナー(外が眺められます)まであるんです。
階段は無垢の木で張られています。
適度に狭く、適度に広い空間のメリハリが利いていますね。
スターバックスが入っていて、本屋さんの中でお茶できるって感じ。
旅行のガイドブックがあるコーナーの隣には、ツアーの申し込みができるカウンターもあるんです。
旅行書は普通、○○社とか○○シリーズとか種類ごとに分かれているこれど、ここは場所別。
神戸なら神戸について書いてある本が集められています。
本だけでなく、文具や雑貨も置いてありました。
一画ではシニア向けのスマホ教室も開かれていて、そういうスペースもあるんですね。
この敷地は以前NTTの社宅があったところらしく、とても広く、本屋の他にレストラン、カメラ屋、自転車屋、
などいろいろなお店が集まっていました。
さすが、代官山、セレ部な雰囲気の女性が多いわねー。
と、田舎者は「もっといたい。」という気持ちを残して、通りを歩き公園を抜け、
田園都市線池尻大橋まで歩いたのでした。(11877歩)
もう、カルチャーショックです。
本屋さんという枠を超えた空間は、流れる空気も違うようで、置いてある雑誌も他の本屋さんで見るのより
なんだかおしゃれな気がしたわね。
ネットで見てみると、「大人の知的好奇心を刺激する」とありましたが、もう刺激されっぱなしでした。
照明も適材適所で、明るすぎず、落ち着きのある空間を醸し出していました。
言葉で伝えるのは難しいので、ぜひネットで見てください。T-SITEです。
そんな凄すぎる蔦屋書店が頭から離れない今日、いつもセミナーをさせてもらっているウィズの森で
「中目黒のシフォンケーキ」のお店に出会いました。
「昨日中目黒に行ってきたんですよ。」と話していくと、なんとお店の前を通っていたんです。
さくら工房さん、まあ、偶然ですね。
それにしても、美味しいシフォンケーキでした。