『自動二槽洗濯機』って見たこと、聞いたことありますか?
私が考えた名前は『半自動洗濯機』。
全自動洗濯機に対して半自動というわけ。
それは、洗い→すすぎまでは自動、となりの脱水槽に移して脱水するという、二槽式洗濯機です。
だから、『半自動』
洗濯機を選ぶとき、全自動か二槽式かと迷う話を聞きます。
昔使った二槽式の良さも捨てがたいけれど、全自動の便利さにも惹かれる。
そんな人にぴったりなのが、この半自動、つまり自動二槽なんです。
結婚して最初の洗濯機は普通の二槽式でした。
洗濯機置き場が外だったので、雨の日、風の日、雪の日・・・洗っては水を流し、水を溜め、また流す。
冷たい洗濯機の水の中から洗濯物を脱水槽に移し、脱水が終わって取り出して・・・と、
そのたびに外へ出なくてはなりませんでした。
その後、買ったのが半自動洗濯機でした。
まだまだ、全自動の普及はそれほどでもなかった頃、どうも全自動は便利だけれど、
自分の納得する洗濯のしかた(そんな大したやり方じゃあないけれど)ができない。
例えば、汚れの少ない物を洗った後の洗濯液で、もう一度汚れた物を洗うとか。
汚れ具合も見たいし、手洗いしたものを脱水だけしたいとか(浸けおきしているとできない)。
マイコン内蔵の半自動洗濯機の調子が悪くなって、一度電気屋さんにみてもらったことがあったっけ。
それでも15年位はがんばってくれたかしら。
それがとうとうダメになって、同じのを探したけれど、売ってない~。
家族の洗濯物の数も嵩も最大になってきて、忙しかったせいもあり、ついに全自動を購入。
便利だけど、どうも使いにくい。
大きくてシーツとか大物を洗うには助かるけれど、小分け洗いはやりにくい。
そして今でも電気屋さんに行くと、洗濯機がどうも気になります。
主流は乾燥機付き全自動、ただの全自動、そしてドラム式・・・で、ただの二槽式は売り場の片隅に。
『半自動』なんて、影も形もありません。
たった一つ、日立から出てますが、現物はなくてカタログの中に遠慮がちに載ってるだけです。
し、か、も、お値段が高い~。
これなら全自動と変わらないっていうほど。
作ってない、売ってないというのは、買う人がいないというわけで、私が買ったときもちょっと高かったです。
その値段だったら全自動を買うという洗濯、いえ選択になりますよね。
それでも二槽式も根強く支持されているようです。
もっともっと安くなったら、両方の良さを併せ持っているこの洗濯機が普及しないかしら?
いやあ、世の中便利さを求めているから、あのお掃除ロボットが人気なんでしょうね。
機械がやってくれることは便利でありがたいこともあるけれど、
私にとっての便利って、私のやり方にあっているかどうかっていうことかな?
掃除機だったらもっと軽いのがいいとか、
冷蔵庫だったら奥行きが浅くて、奥のものが取り出しやすいとか。
思い出しました。
昔、冷蔵庫で奥行き45㎝というのがあったんですが、今は見事60㎝の世界ですね。
この間、洗濯機の水のトラブルがあって、急に洗濯機のことを考え始めて・・・
「なくてもなんとかなる家電」というのを先日ブログに書いたけれど、
これはなんとかならない家電ですねー。
今からタライで手洗いには戻れませんから。