昨日「建てる前からの収納計画」というセミナーを開きました。
いやあ、やってみて、「これが私の一番伝えたかったことなんだー」と実感したのです。
たくさんの片づけられないお家に伺っていつも思うのは、家という建物、つまりハードの問題。
そこに暮らす人や考え方(つまりソフト)が問題で片づかないというわけではないこと。
何千万もの大金を出して、一生におそらく一度の「家を建てる」という大事業。
少しでも暮らしやすい、家族が笑顔になる家にして欲しいという気持ちで、熱く語ってしまいました。
その伝えたかったことは3つ。(池上彰さんのおっしゃるように、全て3つに凝縮)
1.家を建てること=暮らしを創ること
2.我が家にあるモノたち
3.「片づく家」の創り方
家を建てるというと「2階建てで、子どもにそれぞれの部屋、リビングを広く、キッチンは明るくて収納
たっぷりで・・・」といろいろ出てきますね。
では、その家でしたいことは?というと「お友だちをたくさん呼んでパーティーがしたい、犬を飼いたい
ガーデニングを楽しみたい、大型画面で映画がみたい・・・」と、これもたくさん出てきます。
でも、家を建てたから○○したい・・・というのでなく、○○したいから家を建てると考えることが大事なのでは
ないのかなーと思っているんです。
ガーデニングを楽しみたいなら、家の中からもそれを楽しめるようにしましょう、犬を飼うなら犬の寝床を
どこにするのか、飼うのに必要なグッズはどこに置くか・・・など、したいことから家って決まってきます。
ライフスタイル、ライフステージを考えるとともに、どんな家、どんなことが希望なのかを書き出して
もらい、発表しあって、「あー、それもいいわねー。」と気づいたりしました。
「家を建てよう。」と思ったときに、家よりもまず自分や家族が何をしたいのか、
どんな暮らしをしたいのかを考えることが大事ということをわかっていただけて嬉しくなりました。
このセミナーはこれからも「一番伝えたいこと」として、続けていきたいと思います。