若いころはよく美術館に行きました。
今でも時々行きますが、昨日は
「クレー」に会いに東京の国立近代美術館に久々に出かけました。
最寄りの駅はメトロ東西線竹橋駅。
乗り換えないで行く方法はないかな?と地図を広げて探してみます。
歩くのは大好きだから、少々遠くなっても大丈夫。
そこで半蔵門駅から歩くことにしました。
千鳥が淵に沿って北の丸公園に向かうルートで、まだ未踏の道。
駅を出てからしばらく行くと、ふと目に止まった可愛いお店。
思わず引き込まれるように入ると、
可愛い人形、リアルな人形、お花のカード、刺繍、ビクトリアンの小物・・・
オーナーマダムの明るいわらい声が店内に響きます。
お店の名前は
「ギャラリー・ミニヨン」
マダムご自身でお人形を作られたそうです。
そのマダムもお人形そっくりのチャーミングな方でした。
(話たら、我が家の近くにお友だちがいることがわかりビックリ!)
お昼を過ぎていたので、思い切ってマダムに尋ねました。
「この近くで、美味しくてお洒落なラン理のできるお店はありますか?」って。
そうしたら「あるわよー、フランス料理のお店。案内しますよ。」って
お店まで連れていってくれたのです。
そのお店は
「ラ・ネージュ」、ビルの一階のアットホームで落ち着いた店内です。
もちろん、ランチが美味しかったことは言うまでもありません(*^_^*)
お腹もいっぱいになったところで、千鳥が淵へ。
はーん、これが桜の季節にはクローズアップされるところなんだなーと
見上げる桜は、今小さな赤い実をたわわに付けています。
しばらく歩くと赤煉瓦の歴史的建造物が・・・
何かと思ったら「東京国立近代美術館工芸館」でした。
旧近衛師団司令部の建物です。
思わず惹かれて、工芸展も観ることにしました。
人間国宝
「増田三男」の彫金の作品展を開催中。
なかなか彫金の作品を観る機会はなかったので、
そのデザインの素晴らしさと技術の高さに驚愕しました。
作品を観る場所というのも大事です。
昔はよくデパートの8階あたりで開催されていて、
見終わって外に出るとバーゲン会場なんてことが多かったかな?
ここは建物自体が芸術です。
裏手には池があり橋がかかって、ちょうどアヤメ(菖蒲?orカキツバタ?)が咲いていて
まだまだ東京にこんな場所があったんだって発見しました。
近道したら見つからないところも、回り道で発見。
今日は可愛いお店と美味しいお店と、美しい建物と3つも発見がありました。
あれれ、本当は
「クレー」に会いに行ったんじゃあなかったっけ。
それはまた次に書きますね。