「それは本当に使いますか?いつ使いますか?」
「
いつかはやって来ませんよ。」
「何年も使っていないモノは手放しましょう。」
と、整理収納アドバイザーになってから、お客様にお話してきました。
それが、自分の家には「
いつか使うかもしれない。」としまっているモノがあるんです。(お恥ずかしい)
ところが、その「
いつか」がやって来ました。
まるでこの時を待っていたかのようにです。
実はお客様(といっても友人)がご主人の海外赴任を終えて帰国。
荷物の大半は船便なので、日本に着くのは2ヶ月先です。
当面の生活用品や家具を間に合わせ的に買いたくないということなので、我が家にあるものを調達しました。
その一つがこたつのテーブル。
私が結婚したときにいただいたもので、ヒーター部分はもうありません。
「テーブルなら、いつか使うかもしれない。」と脚を外して収納していたんですが、
14年ぶりに日の目を見ました。
それから、やかんやら食器やら、使っていなかったモノも使ってもらっています。
お客様といっしょに買い物に出かけるとき雨が降り出しそうで、傘が一本しかないというので、
お子さんたち用にと、我が家にいつの間にか侵入してきたビニル傘をあげました。
いつか使うかもしれない・・・と、とっておいたモノたちが活躍しています。
さて、使わないモノは手放しましょうとお話しながら、手放さないこの矛盾。
でも、ちゃんと言い訳はあるんですよ。
それは、
①まず、何をもっているのか、どこにしまってあるのかが分かること。
(持っていることさえ忘れてしまってたんでは、お話になりませんからね。)
②しまってあるモノをすぐに出せる、すぐに使える状態にしておくこと。
この二つができていれば、いざ必要という場合にすぐに出して使うことができますから。
整理収納アドバイザーの考え方では、
☆いつも使っているモノ・・・アクティブ領域
☆すぐに使えるようにしておくモノ・・・スタンバイ領域
☆ただ持っているだけのモノ・・・プロパティ領域
☆使えないモノ・・・スクラップ領域
としています。
ということは、何年も使っていなかったけれど、スタンバイしていたということでしょうか?(笑)
今回、こたつの脚を止めるネジ(絶対あったはず)が見あたらず、購入しました。
ネジは外してはいけませんねー。
もう一つ、やっぱり15年も(どんだけ使ってないの!)使っていなかった石油ファンヒーターも
親戚に引き取られることになりました。(ちゃんと使えますよ。)
まだまだ、「
いつかは来るの?」と自分に問いかけながら手放していくモノもあるはず。
震災のあとストックの持ち方についてはいろいろ考えました。
それについては、また
いつか。