ゆうゆう素敵に暮らすシニアを応援する、くつろぎ空間クリエイターの伊藤寛子です。
ボランティアでボランティアを支える片づけをしてきました。
つまり、ボランティアで運営しているお店のみなさんが働きやすいように、私もボランティアでお店の片づけをしてきたというわけです。
ここはリサイクルショップ。そのレジの下にある商品を包む紙や袋がバラバラになってしまい、どうにも使いにくいというので、お声がかかりました。
もう、ボランティアだろうが何だろうが、片づけ好きな私は勇んで行ってまいりましたよ。
こんなふうに分けてはいるものの、とにかく使いづらいというのです。
その原因は3つ。
まず、ボランティアで入っている何人もの人が使っているので、片づけてもすぐに乱雑になってしまう。つまり、ルールが共有できていない。
取り出した袋の大きさが商品に合わず、また出したりしまったり・・・それを元にちゃんと戻せないときにバラバラ・・・と。
次に、袋などの包装材もボランティアで集めたもの、家にある袋類を再利用しているモノなので、形も大きさも色もバラバラ・・・。中サイズ、小サイズとあっても、特大も極小もある。
ここまではお店の方々の声。そして、このスペースの最大のお困りごとは、片づける仕組み、スペースができていないということでした。
お悩みを聞いてどんなモノがどれだけあるか把握するためにすぐにその場で、全部出す、分ける、しまうのお片づけをしました。それがこれ。
どうにもこうにも、空間が生かされていないため、モノを重ねたりいっしょにしたり。これではどんなに片づけていても崩れてしまいます。
「では、お金をかけないでやりましょう。」と言った私の頭の中に浮かぶのは段ボール。早速スーパーなど回ってもらってきました。その段ボール箱を使って棚を作るのです。
ところが、季節的なのか段ボール、しかも同じメーカーのS社のペットボトル6本入りの箱がなかなか手に入らず、これが途中の状態。ラベルもまだ仮のもの。
ようやく、あと2こを探し当て(夏ならすぐに空き箱が出るそう)段ボール箱を使った三階建てができあがりました。
各棚のモノが重ならずに取り出しやすく戻しやすい。右→左に大→小というルール決め。季節にあわせて使うモノや使用頻度に合わせて、よく使うモノは上に移動。
他の場所にあった梱包材も収納でき、スペースも空きました。
そうやって仕組みを作り、分類し、決まりを作ったら、何人もの人が使うレジ回りがとても使いやすくなりました。
片づいたところを見て「わー、きれい。」と喜んでくれるボランティアさん。「きれいだとこのままキープしたくなる。」って言ってました。
家とちがってたくさんの人が使うところは、誰もがどこに何があるか分かる仕組み、簡単に出して元に戻せる仕組みを作ることがとっても大事ですね。
まだまだ、考える余地がたくさんあるお店のようで、これからの仕組み作りでボランティアしていきたいとワクワクしています。
しかも、お金をかけずに、ですね。
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