いやあ、今年の夏は暑かったですが、喉元過ぎればなんとやらで、すっかり秋模様になり忘れかけて、いえ忘れてます。
そんな暑さの中、友人junkoさんの薬局の片づけやら家具の修理やら、汗をかきながらとにかく楽しくて面白い仕事をたくさんしていました。
その中の一つが時計の修理でした。
いつもながらのビフォー写真の撮り忘れで、これはアフターです。
ご両親が亡くなった後の実家の片づけをしていて出てきたもので、お義父さんが何かの記念にもらったのだそう。
時計は動いていたけれど、時計の下に付いていた振り子が無くなっていました。
それだけでも使えなくはないけれど、せっかくの振り子を活かせないかと、振り子のところに針金を下げてちょっとおもりを付けてみたら左右にカチカチ動き「うーん、これを何とかできないかな~」とリメイク虫がウズウズし出しました。
しばらく考えていてパッと閃いたのです。「ねえ、お義母さんの形見のブローチない?」と私「うーん、あるかもしれないから探してみる。」とjunkoさん。
何日かして「これはどう?」と3つ持ってきてもらった中の一つが「これにしましょう。」とすぐ決まりました。
菱形でおもりするのにいい形なんですが・・・どうやって下げるかが問題です。
ここから先は夫が担当。ネットで同じような時計を検索。元の振り子の形が見えてきました。
では、どうやってブローチを付けるか・・・で、またまた閃いたようです。
ここでクイズです。この3本の細い棒は何でしょうか?
正解は竹ひご。ゆるーく曲げられるものを探してこれを思いついたんですって。
それから3本をまとめるところや振り子に下げるところなど細かい作業をいろいろして、こんな形ができあがりました。
さらに金色の油性ペンで竹ひごを塗ると・・・金色に変身。さらにピカピカシールを買ってきて木の部分に貼り付けて、ブローチと一体感を演出。
もう一度アフターをご覧くださいませ。
ずーっとまえからそのままあったような、ちっとも違和感がないでしょう。
もしかしたら処分されていたかもしれない時計が、今はインテリアの一部になって存在感を発揮しています。
仕事というより趣味なのかもしれないけれど、こうしてモノが生き返り誰かに喜んでもらえ、きっとモノも喜んでいるんだろうなーと思えるリメイクでした。
いえ、もっともっと喜んでくれたのは天国にいるjunkoさんのお義父さんとお義母さんだと思うのですが。
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