「50歳からの整理収納」という講座を行いました。
当日のお申し込みもあり、定員以上の参加でとても熱気を感じられました。
さて、3つのワークの中の一つ「自分の家でずっと使っていないモノがありますか?それはどこですか?」
ということを考えてもらいました。
例えば押入れの天袋に使っていない布団があるとか、クローゼットに着ていない服があるとか。
でも、どこになにがあるか分かっているということは意識下にあるわけで、なにが入っているか忘れているような段ボール箱があそこにあった・・・というようなずっと使っていないモノを思い出してもらうことがねらいでした。
どこになにがあるか分かっていればOKですから。
すると、こんな質問が。「本棚の本はずっと読んでないけれど、これは使っていないモノですか?」と。
うーん、いい質問ですね。
一度読んだ本を本棚にずっと収納してあるって、普通よくあること。
そこで、「本の背表紙を見て、本を読んだ時のことや内容を思い出したりするのは、本を使っていることなのではないですか?」と答えました。
この質問は「モノを大切にするとはどういうことでしょうか?」というもので、モノは使われてこそ大切にしていると言えるのでは。
モノは全て使うために作られています。飾るモノも飾るため、マスコットなどは持つこと自体が目的のモノ。
だから、使われずにしまいこまれていたらモノは悲しくて息苦しいのではないかしら。
そう考えると、ずっと使っていないというモノは袋や箱にしまわれて見えなくなっている、さらには意識から遠ざかって忘れられているモノということかしら。
片づけるときに「一度全部モノを出しましょう。」と言います。
箱を開けたら「あら~、これ探してたの。」「こんなところにあったのね。」とか言うお客様。忘れ去っていたのですね。
そうなると「「自分の家でずっと使っていないモノがありますか?それはどこですか?」という質問はちょっとおかしいかもしれません。
実際に見ないで思い出すのはなおさら難しい。
そんな意識で家に帰って「使ってないモノ、中身がわからないモノないかしら?」っていう目で見回してもらえればいいのです。
だから、読んでいないけれど本棚の本はその背表紙が語っているわけで・・・(男の背中みたい)
そうそう、私の本箱にも背表紙が語っている本たくさんありますよ~
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