先日、「片づけてスッキリ!~整理収納が家族の命を守る~」というセミナーを開き、あの厳しい暑さの中、10名の方に集まっていただきました。
・廊下、階段、出入り口にモノを置かないようにする。
・家具などの転倒、滑り出し、開扉、落下を防ぐ対策をする。
・整理・収納することで、高いところに危険物を置かないようにする。
などについてお話しました。
そして、セミナーの後質問がありました。
「お皿の収納は下から大中小と重ねるのでなく、順番を変えるとよいと聞いたのですが・・・」
と参加された方が言われました。
お皿の重ね方について特に聞いたことはなく、下に重くて大きいお皿を置き
その上に中くらいの、一番上に小さいのを置くというのが一般的だと答えました。
そうして、帰ってから検索してみたら・・・
そう、ある番組で紹介していたんですね。「地震で滑り落ちないお皿の重ね方」
それは、一番下が中、真ん中が大、上に小を重ねるというもの。
お皿を重ねたときの遊びによって、おさらが前後に揺れ、そのゆれが大きくなって飛び出すのを防ぐには、遊びを少なくすればよいというのです。
参加された方は、このことを言っておられたんですね。
ホー、なーるほどー、目から鱗よー
こんな実験をしていたのかーって、みなさん、知っていましたか?
でも、です。
このとき私はもう一つ、こう答えました。
「お皿を重ねたら、大きいお皿を使うときに上の中くらいのや小さいお皿を動かさなくてはならないでしょ。それだったら棚を増やして、中も小も重ねないで取り出せるようにしましょう。」って。
(同じ種類、大きさの食器は重ねますけど)
使いやすさを考えて収納をします。
それだったら種類別に重ねないで収納できるのが一番ではないかしら?
そこで、板を買ってきてコの字ラックを作って棚板を増やす方法を伝授しました。
また、メーカーによっては棚板を別に買えるので、そうやって増やす方法も話しました。
そのとき奥行きの話も出たので、これもメーカーによっては奥行きをカットしてもらえるということも話しました。
使いにくい家具や収納に人を合わせるのでなく、自分に合う収納を作るようにしたいもの。
ただし、これにはお金がかかります。
何にお金をかけるのか、たまにしか使わないものになのか、毎日使うキッチンなどに使うのか?
きれい、素敵に思えるものなのか、安心・安全のためなのか?
そんなことも考えるきっかけになってほしいなーと、
会場の冷房が効きすぎてみなさん寒くなり、途中でクーラーを切ったのに、
一人熱く熱く語ってしまいました。